ヘマタイトインルチルクォーツ
サイズ 15.35mm×14.01mm×5.81mm(縦×横×厚み)
重さ 7.75ct
産地 ブラジル
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透明度の高い水晶内に弾けるようなルチルが美しい、ルチルクォーツです。
一つ一つのルチルの結晶は、太く存在感を放つピースをセレクトしています。
黒色のヘマタイトが内包する事で、ルチル単体の時よりも重厚感を感じます。
ルチル部分は光を受けるとキャッツアイ効果を見せるものもあります。
こちらは、ごくわずかにスモーキーカラーの水晶に放射状に広がるルチルが美しい一粒です。
ミスト状のインクルージョンが見られますが、
光を受けたときのルチルは、とても強い輝きを見せてくれます。
ペアシェイプと内側のルチルとのバランスが美しいピースです。
ぜひお手元でお楽しみ下さい。
instagam @atelier_ruchi_eisukeの投稿に動画を載せています。
よろしければご覧下さい。
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ヘマタイトは結晶を磨り潰すと赤い粉になるので、ブラッドストーンとも呼ばれます。
3つのタイプがあり、
1、カンブリア紀に水中の鉄分がバクテリアの作用で沈殿して形成され、
表層が腎臓状や葡萄状になることが多く、このタイプでは磁性を示します。
2、エルバ島やブラジルが主な産出地で、鱗状の結晶の集合として形成されます。
3、スイスやブラジルが主な産出地で熱水脈や火山ガスから成長し、
平坦な結晶で形成するのが特徴です。
鉄の薔薇(アイアンローズ)と呼ばれる、水晶中に形成されるものの中に6方向にルチルの
針を伸ばす太陽ルチルの愛称を持つものもあります。
カラー 黒色、黒灰色、赤褐色
ルチルクォーツ
ルチルをインクルージョンとして含有しているクォーツの事をいいます。
一般的には透明感が高く、太い針が綺麗に入っていると上質だとされております。
針状の結晶となっているルチルには様々な色合いが見られるため、基本色とも言える黄金色の針は、ゴールドルチルとも言われます。
他の色だと、レッド、ブラック、シルバーなどのルチルも存在しております。
ルチルの結晶は10%以内の鉄を含んでいて黄色くなりますが、結晶自体の反射率が高い事から金色に輝いて見えます。また、鉄の混入が多くなるほど褐色性が増し、次第に赤くなっていきます。赤くなる要因は、少量のマンガンの影響していると言われています。
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自然光にて撮影しております。